反省と問いかけと嬉しかったこと

こんにちはひろみです

今度は2カ月ぶり、良い感じ良い感じ

まずは近況と環境の整理、そして反省

 

6月末でtocoでの生活を終え、実家である神奈川県の干物屋に帰って来た

1週間くらいかけて荷物の整理とかを終わらせてさっそく働き始めた

働かざる者食うべからず

 

 5AM~14PM 干物工場

17PM~22PM 駅中のお土産屋

目的は

「干物と観光業の勉強」

「ワーホリの資金調達」

「英語実践」

なんで英語実践?って疑問があると思うけど一応箱根の隣で観光地なので日々外国人観光客に接客することが出来るのだ

 

tocoを離れて一番の不安は英語を話す機会が減ること、駅中のお土産屋には干物も卸しているし英語も話せる一石二鳥な職場だった

 

朝起きて工場で干物を開き、昼飯、勉強をした後お土産屋へ行く

 

寝るのがダイスキな俺にとってこの生活はめちゃくちゃにツラいものではあるけれど、必要なことだと思い踏ん張っていた

 

1ヶ月ほどたって仕事にも慣れてくると英語と資金調達の面で物足りないなと感じていた

 

良いか悪いか箱根の居酒屋で夜だけ働いてくれないかというお話しがきた

外国人観光客はお土産屋の何倍も多く、時給も高い

お土産屋のシフトを半分に減らして居酒屋も通うことにした

3足わらじ生活の始まりだ

 

なぜ工場とお土産屋だけでも十分な休息、睡眠が取れていない中、別の仕事を始めたのか?

今思えば脳も心も疲れ果て正常な判断はできなかったんだと思う

 

当然、朦朧とした頭では新しい仕事を覚えることは出来ない

他の仕事場でもミスが目立つようになった

 

「働き過ぎじゃ無い?顔が疲れてるよ」

 

人に指摘されてようやく気付いた

自分で立てた目標のために身をごりごりと削っていたんだ

これは正しいフェーズだと信じ込んでいた

絶対必要でタイミングはすべて今

今だけは身を粉にして働くのだ、って

そんな自分の首を絞め続ける生活を送り11月になった

2日からはtocoで知り合ったRenと京都旅

かなり前から計画していたのでしっかりと長期休暇を取っていた

にもかかわらず楽しみよりもやっと休めるという感情が強かった

 

ここで少しRenの事を話したい

第一印象は好奇心と笑顔

気になることには何にでも興味を示して臆すること無く聞いてくる

チェックイン中もすごく楽しかったのを憶えている

連絡先を交換して、滞在中も帰国後もたくさんの話をした

高校を卒業し単身でオーストラリアに渡り様々なレストランや指圧の仕事をし今は建築設計のリーダーとしてバリバリ働いている

琴やピアノもできロゴデザインもウェブ上で個人でやっている

極めつけにデッサン、絵も描ける

超人とは彼女のための言葉だろう

 

そんな彼女との旅は俺にとってとても楽しいものだった

でも3日目の朝、Len.で優雅で美味しい朝食を食べていたとき彼女が言った

「We have to talk

おれは今日の予定のことだと思って、買い物と観光でしょ?時間が足りないね!、なんて阿呆なセリフを返していた

今思えば阿呆極まる

「あなたはこの旅の最中いつも別のことを考えている。隣にいるわたしではなく。私にはあなたがこの旅を軽んじてるみたいに感じる。」

びっくりした、Renは泣きながら言ってたから、

言われてみると恋人に心配かけまいとRenとの写真は拒否したり、仕事のことを考えたり、そういう行動が彼女を傷付けていた

 

「あなたはいつもなにか別のことを考えているじゃない。友だちや家族、恋人だったり。あなたの心の半分はどこかへ行ってしまっているよ。そんな人と旅をしてても楽しくないし、したくない」

 

確かにそうだ、仕事で使い切った脳は朦朧としているしいつも恋人のことを気にしていた

気付いたところでどうしたら良いのか俺には分からなかった

 

「You should be honest with yourself」

 

honest?正直?

どういうこと?

 

「人が生きるにはたくさんの理由がある。それは建前や嘘、一時的なものばかりだよ。でも、心の一番深いところ、思考に邪魔されないところに一番大切な、変わらない理由があるんだ。それに気付くことはとても難しい。偽物の理由は毎日更新されるしどんどん増えていく。」

 

じゃあどうしたら良いのさ、分からないよ

 

「自分に聞くんだよ。心は絶対に知っている。あなたが楽しいとき悲しいとき、感情が揺さぶられたとき、本当の理由はいつもより上の方へ浮かび上がる。それを捕まえるんだ。常に自分に問いかけるんだよ。「なぜ?」って」

 

そう言うと彼女は飲んでいたチャイラテをさして例えた

 

「私はこのラテを飲む。なぜ?これは水では無い、私には必要ない、たくさん飲めば身体にも悪い、それなのになぜ飲むのか?」

「私はこの味が好き。Len.のバリスタが作った美味しいラテをこの時間に飲む。それは私の気持ちを高揚させて私の人生を充実させてくれる。だから、私はこのラテを飲む。」

 

「この質問をたくさんのことにしていけば、あなたの理由が見付かるんだよ。」

 

彼女はもう理由を見つけていた。

 

俺はなぜRenと旅行をしているのか、なぜ英語を学ぶのか、なぜ働いているのか、なぜ家を継ぐのか。

 

原さんから教わったフェーズ切りのもっと前提となる話

環境や将来を省いた自分自身の理由の見つけ方。

「あなたは大切な友人なんだよ」

泣きながら言われて、彼女に出会えて本当に良かったなって阿呆な自分に言ってみる。

 

これが近況と環境の整理と反省の話

最後にとっても嬉しかったことを書いて今回の日記をしめたいと思う

 

京都旅の中、1日だけホテルでは無くPangくんの家に泊まった

Pangくんはtocoで出来た一番最初の友だちで、まったく英語の話せない俺と日本語勉強中のPangくんは縁側に座りアプリを駆使してお互いのことを何とか伝えようと頑張っていた

一番最初のとっても楽しくて、そしてとっても悔しい想い出だ

帰国した後日本語を勉強するために京都に留学してきたPangくん

絶対に会いたいと思っていた

 

会って、久しぶり!って言い合う

荷物を置いたら近所のコンビニへビールを買いに行く

Pangくんの彼女や友だち、他愛も無い話をした

戻ってきて乾杯して、ふと、Pangくんが言った

「We don't need to Google

嬉しくて声を出して笑った

 

そういやそうだよ!使ってないね!

 

6カ月前、アプリ無しじゃまったく話せなかった俺たちはいま何の問題も無く英語と日本語で話していた

疲弊して、悩みにぶつかり続けていた毎日だけど、しっかりと成長しているじゃないか!

嬉しくて嬉しくて、目頭が熱くなる

 

お互いに頑張ったねって言い合って、また乾杯した

 

努力の結果を誰かと共有できることがこんなに嬉しいなんて知らなかった

 

これが嬉しかった話

 

もうすぐ新幹線は小田原に着く

明日からはまた仕事だけど、今までとは違う、自分を見つめよう

 

ありがとうございました

 

 

toco.での生活を終えて

なんてことだ、5ヶ月…?そんなに経ったのか。

 

そう、何を隠そう前回の更新からちょうど5ヶ月が経った

ウケる

いや全然ウケない

 

前回を振り返ってみると千葉のパーティーに行くまえだった様だけどそこは割愛

予想通りの興味深いパーティーでした

 

4月1日から6月いっぱい、toco.にヘルパーとしてお世話になった

この3か月はゲストハウス作りの為の大切な経験となった。本当に

 

若者4人が起ち上げた、一大ブームの要因とも言えるゲストハウスはどこよりも洗練されていて、会社として運営していた

そう思うのは場所そのものや業務内容だけではない

人だ

スタッフ一人一人が率先して物事を動かす様な、つまりリーダーと思えるほどに優秀なのだ

そんな人たちがお互いに連携し分担しより良い宿とはなにか、どうすれば今よりも良くなるのかを常に考えていた

この人たちはどうしてこの場所に集まり、働いているのだろうか

「この会社が好きだから」

「この会社にいると勉強になるから」

「この会社のスタッフが好きだから」

 

この会社

キーワードだ

ちょうどタイミングが合い役員のお一人とお話しさせて頂いた

 

「スタッフを我が子だと思って、働いて貰うだけでなく自分のできる限りを教え送り出すのだ。」

 

その考えの通り、古参のスタッフは少ない

そもそも若い会社だがそれだけではない

学びを得たスタッフは旅立つのだ

学びがあり愛があるからこそ、成長を求める人が集まり全力をかける

 

これが宿泊したときに見た笑顔の裏側だったんだ

あの美しいくらいの空間はこの想いの上につくられていた

 

実はこの役員の方は創業メンバーで

全体の管理をほぼ一人で行っている怪物のような人だ

この方にもなぜこの会社で働くのか聞いてみた(実際はなぜ社長について行くのかを聞いた)

「本田(社長)が観ている未来を実現させたい。私たちの考えよりも数段上を観てそして私たちを信じてぶつけてくれる。もし彼が私利私欲のために会社を動かそうとしたら私はすぐにでも辞めるだろう。彼が旅するすべての人のために未来を観ているからこそ全力で応えついて行く。」

 

一瞬で答えてくれた

常に心の中心にある思いなのかも知れない

 

ふと原さんの言葉を思い出す

「長く続いている会社は常に進化し続けている会社だ」

 

退職してからのこの数ヶ月で出会った強者たちは全員「未来」をみていた

「その先は?」「未来は見えているか?」

直接言われたこともあった

 

ゲストハウス開業を未来に設定していてはただのゴッコ

 

運営し回転させ、周囲への影響、そこからの展開

 

その場所をどうしたいのか

自分はどこに立ちたいのか

 

これが未来でありそのためのフェーズ切りとしてゲストハウスがあるべきだったのだ

 

toco.は今も成長を続けている

本田さんの観ている未来はいったいどんな世界なんだろうか

 

今、小田原には素晴らしい宿泊所がたくさんある

そしてどのオーナーも未来を見つめ次の段階を目指している

 

僕はもう一度自分の立ち位置を見つめ直さなくちゃいけない

 

 

次回は現在の状況や今後の目標を書きたいと思います

更新はもう不定期、不定期で行きます

もともと日記だしね

お休みなさい
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友人

千葉に向かう前に少しだけ反省したいことを書く。

以前近所の宮小路に「good trip 」というホステルができたとお話ししたのを覚えているだろうか。

これはそこに飲みに行ったときの話だ。

 

開業直後の月曜日だったので、オーナーのりっきーさんと二人で話せるかな?なんて期待しつつ向かうと

カウンターで外国人とりっきーさんが話している。

あれ!宿泊の方はまだ開始してないんじゃ⁉

どうやらGoogleマップにはもう載っているらしく、それを見て来てしまったそうだ。むげに追い返すのもバカな話だからgood trip 初のゲストとして迎えたそうだ。

 

彼の名はアンドリュー。

アメリカ人で米軍に勤めていた。

在日米軍としての任期が終わり故郷に帰る前に日本を旅しているようで、明日は箱根に行って山に登るんだ!と息巻いていた。

 箱根に山はたくさんあるけどどれを登るの?

温泉は?

途中から参加したまことさんと皆でわいわい口を出す。

どうやらアンドリューは山に登るという意思があるだけで計画もなにもないみたいだった。

そして酔いの勢いで

それなら僕は明日予定がないし車で案内するよ!

一緒に行くことになった。

 

酒の力を借りれば英語がつたなくてもなんとかなるが、正直全く会話はできない。

小田原城大涌谷金時山勘太郎の湯、強羅の蕎麦屋にゲストハウス「テント」

出来る限りのお薦めを回った。

しかし言葉はほとんど通じていなかった。

アンドリューは明るく振る舞ってくれていたがやっぱり気持ちが通じなかったときは少し暗い顔をした。

言葉の、言語の重要さを改めて痛感し自分の至ら無さを憎んだ。

もっと伝えたいことはあった。聞いてみたいこともたくさんあった。

悔しい。

 

最後、別れるとき、

I study english more.

と伝えると

彼はこう言った

I study japanese more.

同じことを思っていたのかもしれない。

バーで知り合った僕らは言葉が通じない中、一緒に観光し、山に登り、風呂に入った。

そして別れ際、お互いの言葉(心)を聞き、

僕らは友人になったのだ。

 

アメリカに遊びに行くと言うと、

君は僕を歓迎してくれた。友人だ。いつでも来てくれ。

他にも言っていたが多分こんな感じだ。

ゼルダ好きで、ゲーム好きで、韓国人の彼女がいて、タバコ好きで、酒を薬と呼ぶアメリカの彼は英語も話せないで案内役を買ってでた僕に友人だといってくれた。

 

もっと学ぼう。

いろんな人を喜ばせるために。

どうしてゲストハウスをやりたいのか。

言葉があればより明確になるだろう。

 

やっぱり動けばなにかが起こる

久しぶりの更新になってしまった。

全く三日坊主にならないように気を付けねば。

 

前回の更新から2週間か。そんなに経ってないな!

なんて思っちゃうから危ない。

この二週間でかなり考えが変わった。家業の事、自分の事、将来の事。

どう変わったかを簡単に言うと、

「ゲストハウスを作りたい‼」という単純で間抜けな気持ちに、計画性と将来性が加わって、

「家業を活かしたバーを開業し規模を拡大しやすく宿泊施設を展開する。」

ちょっと意味わかんないな。

つまりお金の面や宿泊という業種で長くやっていくために色々考えました。

自分でもこれはいけるんじゃないか?などと調子に乗っています。危ない。

 

なぜ今までと違った考えになったかと言いますと、

やはりこれも人との出会いがあります。

 

小田原にnicoカフェというカフェがあり(唐揚げがとっても美味しい)

そこの店長の和田さんが建築デザイナーなのだ。おもにリノベーション、古民家や古家を手掛けている。

カフェ自体も古民家を改装して使っている。

これはぜひお話を聞きたい!

そんなわけで母親とランチついでに伺った。

お会いして、自分のやりたいことを話す。

「へえ!今ちょうど僕の知り合いが大磯で古民家をDIY改装してカフェとパン屋作ってるよ」

「それ、お手伝いに行っても良いですか!?」

「いいよ!いついく?」

「今すぐでも!」

ってなわけで唐揚げを食べ終わった僕はすぐさま原付に乗って大磯まで大急ぎで向かったのだ。

到着すると、大工の清水さん、パン屋のじゅんさんが作業をしていた。

突然現れた僕に警戒することもなく作業を手伝わさせてくれた。

もう一人原さんという方がいて、その人がこの物件の管理者兼カフェのオーナーということだった。

「そういうことなら原さんと話したら必ず勉強になるよ」

清水さんにそういわれびびりつつ翌日も手伝いに行くと、

「待ってたよ」

黒っぽい服装で黒いニットをかぶりギョロっとした目で背が高い。

そんな原さんが木のベンチに座っていた。

車に乗り、原さんが所有している畑に工具類を取りに行くのだとか、その車中で

「ゲストハウスを作りたいんだって?どうして?大学は?家は?どこでやるの?」

たくさんのことを聞かれた。

つたなくも答えていく、、、

 

原さんはいわゆる実業家だった。

それも地域実業家。地域に根差し活性化を図っていく。

作業が終わり先の畑で木材を燃やしつつ、

なぜ実業家みたいなことをしているのか、事業はどう進めていくべきなのか、様々な話をしてくれた。

半月と焚き火の灯りに照らされながら、ここは人生の変わり目だ。

この人に会えて本当に良かったと内心感動していた。

 

そして昨日まで暇があれば大磯まで手伝いに行っている。

行く度に

プランの練り方

資金の回収

コストの試算と投資の決め方

プランのフェーズ切りの仕方

効率的な事業展開

様々なことを教えてくれる。

少ししか手伝っていないのにこんなに手厚くご教授していただいて良いのだろうか。

そう思いつつも今は甘えて勉強させてもらってる。

 

こうして僕の

とりあえずゲストハウスだもんね!計画はだいぶ現実的になってきたのだ。

 

そして今日は大学の頃の友人と千葉で二泊三日のパーティーをする。

主催は別の人なのだが、一芸を持った人を集めて社会人になる前に面白いことをやろうって話らしい。

僕も前職の市場での経験をいかし魚をさばく。

主催の人はかなりの情報通だ。

歩く最先端辞書。インターンでそういうことをやっていたからなのか、様々な業種の歴史と今後の展開にものすごく詳しい。

その主催の人が「この人は面白い‼」って友人を集めて行われるのが今回のパーティー。

これはいけば必ず出会いがある。

今から楽しみで仕方ない。

 

人と関わっていくという事

小田原市でやろうと決めたからには何が何でも動かねばならない。

ということで、物件探しと市場調査、人脈開拓を同時に行って行く。

 

昨日ゆうきくんと小田原を車で散策してきた。意味のない散策ではなく

少し調べたただけで小田原市内でゲストハウス、ホステル、DIYカフェをやっているところはいくつかあった。知人からの情報、居酒屋での聞き込み、チラシ、ネット。

数的には

ゲストハウス、ホステルー5軒(うち2軒は改装中、1軒は部屋貸しのみ)

カフェー2軒

オープンスペースー1軒(不動産)

 

思っていたよりもある。。。開業中の2軒には行けなかったが全体的にお互いのことを認知していない感があった。

似たようなことをやっているんだから競争意識や仲間意識があってもよさそうだけどなー

どこの方もとても気さくで話しやすい人たちだった。楽しんでやっているぞ!って印象。

何件か回って16時半ごろ、オープンスペースもある不動産に行ってみた。

ここ自体がDIYで作られており、持っている物件自体も古物件、改装可能なものが多い。

スタッフは全部で三人のようで、最初に話した人以外はとてもいい人たちだった。

なにより代表の方は旅好きでゲストハウスについてもとても詳しい。

法律や物件オーナーとの話し合いもしっかりと視野に入れており、信頼できる方だと感じた。物は試し程度で見に来た輩にもゲストハウスを運営することの厳しさとどうすれば開業まで至れるかを丁寧に説明してくれた。

このような不動産だし小田原でゲストハウス、ホステルをやろうとする人がたくさん来るだろうに(現にそういっていた)ここまでこちらの気持ちを汲んで接してくれるのは本当に嬉しい。

事業計画書、良さそうな物件、まで見せてくれて生意気な僕の意見もしっかりと聞いてくれた。

ここで物件を探すにしろ探さないにしろ今後もかかわっていきたいなあ。

あと特に驚いたのが、なんとバックパッカーズジャパンのあの人とお友達だということ。あの人が小田原に2度来ていること!

なんとも驚き!僕がこうしてブログを書いているのもその人の伝説的ブログを見たからだ。(もちろん情報発信の意味もある。)

実は僕は4月からtoco.でヘルパーをやるのでそのとき会えたらぜひネタにさせていただきたい。すみません。

 

19時からは横浜で高校の時の友人と会った。

言ってもそこまで仲良くないのだが、僕らにはひとつの共通項がある。

家が自営業という点。

お互いに100年越えの歴史を持ち、自分個人ではどうにもならないプレッシャーというのか、なにか気持ちのようなものがある。

僕のヒーローアカデミア」の主人公の能力みたいな。

そして僕らも成人して跡継ぎ問題が現実的になりこうして話し合うというわけだ。

僕はというとゲストハウスをやるくらいなのであまり継ぐ気はなく、両親も強要して来ないのをいいことに深く考えずにいた。

 彼は家を継ぐということに対して本当に真剣に、そして現実的に取り組んでいた。

相続税、銀行借り入れ、今後の営業方針。

今は大手企業に勤め人脈を作りつつたくさんのことを学んでいるそうだ。

もともと合理的効率的だなーと感じていたがより洗練されていた。

自分の人生をどうしたいのか、の前に常に家業の事がありその上で自分も幸せになる。

熱く冷静で久しぶりにかっこいいな何て思ってしまった。

僕も家業は継がねばならない。でも自分のしたいことは全部やる。

彼からは学ぶべき事がたくさんありそうだ。

 

これから浅草でパーリー建築という団体?とソトコトの編集長のトークイベントがある。

地域に染み込むような、新しい色を作るような活性化の話だ。

ゲストハウス運営に何か活用できるものがないか、勉強してくる。

 

がむしゃらに動く

メンバーの1人である祥くんから電話が来た。

「東京で古ビルをセルフリノベーションした人がオープンパーティーをやるらしい。知り合いのつてで招待できるからいってみない?」

正直なんだかよくわからないけど、とりあえず行くと返事して電話を切った。

すぐに他のメンバーにも連絡して翌日の16時に春日駅に集合ということになった。

分かっているのは「東京ENGAWA 」「古ビル」「セルフリノベーション」というワードだけだ。

差し入れがあるといいというので、スパークリングワインを2本とビールを皆で買っていく。

当日になって祥くんの知り合いというのもそのまた知り合いから言われて来たけど1人じゃ不安なので祥くんを誘ったようだ。

つまり僕らは知り合いの知り合いの知り合いの知り合いという4重知り合いってわけだ。

なんとも足が重くなるが乗り掛かった船、行ってみるしかない。

 

そこは大きい通りに面した4階建て屋上ありの普通のビル。

入り口は大きなガラス張りで外から全体が見えるようになっている。

とりあえず主催者に会うべく1階から屋上をうろうろ。

この時点で僕はというと完全にびびっており、早くも帰りたくてしょうがなかった。

主催者の山田さんに会うと、よくわからないけどまあ何でもウエルカムだから楽しんでいってよ!と一言。

器でかい。

びびってても仕方がない、酒を飲んで気持ちを落ち着けようじゃないか。

どうやら山田さん含め主要メンバーの仕事仲間、友人、あらゆる人が招待されているようでこのビルの人口密度はかなり高くなっている。

しかもその一人一人がベンチャー企業の社長であったり、起業家、事業家、デザイナー、プランナーなど、

実力をもち最前線で活動している人たちだった。

2度目のびびりが発動するも、祥くんのここでパイプを作っておこう!という言葉に拳を握り直す。

とりあえず山田さんにセルフリノベーションするに至った経緯を伺いに行く。そのなかで自分達がやりたいことも話す。

偶然なことに山田さんも小田原出身で話が盛り上がった。しかし来客に次ぐ来客でとても4重知り合いの僕らが占領するのも申し訳なかったので退散。

その後も何人かとお話しさせていただいた。

東京でベンチャー企業を立ち上げたお二人に力強く言われたのは、

お金で迷っているなら今すぐに動くべきだ

やるならストーリーを重視すべきだ

ということ

いま、若い起業者に対して補助金助成金制度がかなり充実しており利用しない手はない、分からないことがあればいつでも相談に乗る。

小田原出身でやりたいこともあって仲間も環境もあるのになぜ動かないのか?

 

 

ゴニョゴニョと迷っている僕に先輩からの熱い喝だった。

山田さんもこのお二人もやりたいとおもったら即動くのだ。

さらに重要なのは要所要所はできる人に頼む、そういう知り合いを持っているということ。

 

どんどん人に頼る。そして成し遂げる。

すると人が集まってさらに人脈が広がる。

 

帰り道、知恵熱なのか緊張からか突然体調を崩し、話し合うために集まってくれたみんなを解散させてしまった。

帰りの電車のなかもうろうとした頭で考える。

動こう。

人に会うのだ。

知識と経験は同時に得られる。

まずは小田原の新しいお店、オープンスペース、ゲストハウス、すべて回ろう。

そこでも必ず出会いはあり、繋がっていける。

 

 

小田原のゲストハウス

僕はゲストハウスをやる場所を

神奈川県小田原市横浜市でやろうと思っている。

小田原は自分の故郷だからというのもあるが、箱根、湯河原、鎌倉、江の島など観光地に囲まれており中継地点として見込んでいる。また小田原自体の魅力も発信できるのではと考えているのがある。

横浜は言わずもがなの観光地で外国人観光客数は年間2000万人。そして東京、空港からの立地、オシャレな街並み、加えて現段階ではあまりゲストハウスが開かれていないと言うのもある。

そんな風に考えながら、昨日小田原を散策していた。

空き家が多く、やっているのか分からないお店も多い、しかし所々にここ2年くらいで出来た明るく綺麗な外観の若い店長がやっている飲食店や雑貨屋もあり街自体としてはまだまだ死んでないんだな~なんて偉そうなことを思う。

そんななか以前は商店街として賑わった宮小路という通りがある。

今はシャッターも多く静かな通りだ。

しかしそこに明るい緑の壁が見えた。

え?ここは確か30年以上空き家だと思っていたけど…

「Good trip Hostel&Bar」

ええ?!いつの間にこんな!?!?

本当に驚いた。まだ改装中だったけどちょうどメンバーの方々がいたので話を聞かせて貰った。

僕もゲストハウスをやりたいんですと言っても快く教えてくれた。

再来週にはオープンの予定で

国府津出身のリーダーが仲間と立ち上げたそうだ。

駅からの距離とかどうやって物件をとか料金とかコンセプトとかいろいろ聞きたかったけど、忙しそうなので自重する。

「オープンしたら必ず仲間と飲みに来ます!」

 

正直焦っていた。

 

これからもどんどん増えていく。

強い志と仲間を連れた人が。

出遅れるわけにはいかない。

僕もやるのだ。